特集 多様な分野で働く保健婦
医療分野で働く保健婦の機能
札幌麻生脳外科病院における外来看護活動を中心にした保健婦の役割
紙屋 克子
1
,
奥野 曜子
1
1札幌麻生脳神経外科病院
pp.515-520
発行日 1991年7月10日
Published Date 1991/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900263
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はじめに
当院は「高度専門医療水準の向上を図りながら救急医療に責任をもつ地域の中核病院として,住民のニーズに積極的に対応し,創造的な地域医療の実現のために貢献する」ことを目的として,1985年4月に開院した病床数145床,基準看護特Ⅱ類を採用している脳神経外科の専門病院である。看護部は病院の設置目的に基づいて,
●専門的看護活動を通しての社会的貢献
●専門職看護婦の育成
●病院と看護部の方針が,最も効率よく具体化されるような管理と組織づくり
の3点を看護部方針として掲げ,高度に発展しつつある医療に対応しながら看護に対する社会的要請に積極的に応えるために,「専門職看護婦の自覚と責任を根底にしたプライマリーナーシングの確立」,「地域,施設,各機関,各職種間の連携による看護活動の継続を図る」ことに重点を置いて,各種の活動を展開してきた。
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