ズームイン
看護の力を証明—札幌麻生脳神経外科病院看護部
天野
pp.819-821
発行日 1991年9月1日
Published Date 1991/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900461
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札幌麻生脳神経外科病院の看護は本号グラフ欄(778-783ページ)でも紹介したが,医師も見放した植物状態の患者を社会復帰するまでに回復させている.それも20を超す症例があるという.この成功の秘密はどこにあるのか.確かに患者に対する看護職の数は日本の現状では信じられないくらいに多いが,果たして,それだけでこのようなことを看護が成し得るだろうか.取材をしてみて,この病院の看護婦をはじめとする病院全体が奇跡の看護を生み出しているように思えてならない.今月は看護部長・紙屋克子さんの話を中心に,札幌麻生脳神経外科病院の看護を紹介する.
札幌麻生脳神経外科病院が誕生したのは1985年4月.開設目的は「高度専門医療水準の向上を図りながら救急医療に責任を持つ地域の中核病院として,住民のニーズに積極的に対応し,創造的な地域医療実現のために貢献する」.
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