特集 病院栄養業務の質の向上を目指して
[実践報告・4]温かいものを温かく、目の前で—病棟食堂方式を導入した知多市民病院
上原 正美
1
1知多市民病院臨床栄養部
pp.141-144
発行日 1994年2月1日
Published Date 1994/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901158
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はじめに
病院給食は,医療の一環として位置付けられ,昭和25年に誕生した完全給食制度が8年後基準給食制度となり現在に至っているが,社会保険診療報酬の給食料を唯一の財源としている.今日多くの医療機関が経済的に窮地に追い込まれ,病院給食運営においても業務委託する医療機関が増加傾向にある.業務委託については一長一短である.あらゆる面で経費の節減は必要だが,患者サービスも欠くことができない.
平成4年4月,特別管理給食加算が新設され保険点数10点は総給食収入の約5%(年間300床あたり約1,000万円)を占める.
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