特集 病院栄養業務の質の向上を目指して
[実践報告・3]ターミナルケアの一つとしての食への援助を考える
荒川 朱美
1
1医療法人東札幌病院
pp.137-140
発行日 1994年2月1日
Published Date 1994/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901157
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はじめに
「医療の本質は優しさにある.この実践がもっともよく遂行される形態がターミナル・ケアであり,ホスピスはその象徴である」との理念のもとに,当院は医師,看護婦,薬剤師,ソーシャルワーカー,検査技師,栄養士,その他のメディカルスタッフがチームを組みターミナル・ケアに取り組んでいます.
栄養課スタッフは管理栄養士3名,栄養士3名,栄養事務1名,調理師5名,調理員15名で診療部に属しています.当院の病床数は251床,内科3病棟,外科病棟,PCU病棟(Palliative Care Unit:緩和ケア病棟)の5病棟から成っており,各病棟専任の栄養士,調理師が医師の回診同行やカンファレンスの出席,病棟訪門を行う担当制をとっています.
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