病院管理トピックス
[外来運営]外来における保健婦活動/[放射線]放射線部登場の経緯/[リハビリテーション]これからのリハビリテーション
氏家 悦子
1
Etsuko UJIIE
1
1厚生連総合病院旭川厚生病院
pp.346-349
発行日 1991年4月1日
Published Date 1991/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900903
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疾病構造の変化,疾病の治療法,管理技術の進歩,そして個々の患者の生活ニーズの多様化などによって,外来で治療を受ける患者の幅が広がってきている.急性期を病院のベッドの上で過ごした患者の多くは,疾病や障害を抱えながら在宅療養へと移っていき,外来看護とその延長線上の在宅看護の場でケアを受けることになる.
個々の患者を観るとき,外来では,症状の観察はもとより,服薬・食事療法など治療に関する行動がすべて患者に任されることになるため,治療に対する動機づけや適切な日常生活指導が患者の実行力の鍵となる.家族や社会背景などを含めて患者像を十分把握した上で,指導内容を一緒に検討して理解を得るようにすれば,適切な療養行動へとつながり,治療効果にも大きく反映されるはずだからである.
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