病院管理トピックス
〔外来運営〕病院外来運営の新しい考え方/〔リハビリテーション〕私立病院とリハビリテーション—整形外科の立場から/〔放射線〕誰が放射線部を運営すべきか
穀山 聡子
1
Toshiko KOKUYAMA
1
1筑波大学附属病院
pp.171-173
発行日 1991年2月1日
Published Date 1991/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900864
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ヘルスケア・システムの改善は,病院外来の役割・運営を変えることなしには難しい.過去40〜50年の急激な社会・科学技術の変化は,医療の場においては治療中心,病院は病気が重くなったら入院するところ,という形になって現れた.治療中心ということは,予防の側面や,治らない人,障害をもって生活する人へのケアが見落とされてきたということである.このような状況のなかで,外来看護婦は診療補助,受付,事務,機器・薬品・物品の管理などを主業務としてきた.
看護婦の配置も,濃厚な治療をする病棟中心で,外来には特定の看護婦を配置せず,毎日,各病棟から何人かの看護婦が診療時間帯にきて外来の作業をするだけで充分,という極論まで過去にはあった.病棟の看護婦に病気休暇,特別休暇が出ると外来の看護婦でそれを調整することもしばしば行われてきた.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.