病院管理の現場から 看護最前線
看護部の教育目標に思う
棚田 秀子
1
Hideko TANADA
1
1細木病院看護部
pp.682
発行日 1990年8月1日
Published Date 1990/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900710
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平成2年度の当院の看護目標は,“提供する看護レベルの質的な検討を行い,患者さん本位の看護サービスの向上に努める”というものである.その目標を達成するため,“患者さんを大切に思う心を養い,それを態度をもって表す”ということを看護職員の教育目標の1つに掲げた.具体的にいえば,挨拶を励行する,新入院患者さんへの自己紹介を徹底させる,患者さんとの会話には必ず敬語を使う,看護動作時には必ず声かけをする,患者さんの退院時にはお見送りする,といったことである.
このような内容は看護婦としてごく当たり前のことではあるが,さらに徹底させるために,あえて教育目標として掲げたわけである.
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