特集 人を活かす病院経営—地域で病院の存在意義を発揮するために
事例
公立病院改革から生まれた「人を活かす」組織開発
島田 和幸
1
1地方独立行政法人新小山市民病院
キーワード:
コーチング
,
関係性
,
組織文化
Keyword:
コーチング
,
関係性
,
組織文化
pp.1088-1091
発行日 2023年12月1日
Published Date 2023/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541212076
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■経営健全化
当院は,10年前は累積欠損を抱え,公立病院改革の対象として,2013年に経営形態を市立病院から地方独立行政法人に変更した.独法化前後で,本院のさまざまな課題とその改善策について,先進病院や経営コンサルタントから多くを学び,それらを職員が一丸となって実践した.結果として,独法化初年度から黒字(医業[=営業]収支)を達成し,それは現在まで10年間連続している1).独法化4年目には病院の新築移転も果たした.病床数は300床(一般7対1:246床,地域包括ケア:39床,HCUおよびSCU:15床),医師数77人,職員数708人の中規模病院である.
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