特集 選定療養・評価療養制度のこれから
高度医療をどのように医療制度の中で評価するのか
国家戦略特区の経験から考える最先端医療の費用負担の在り方
橋田 亨
1
,
木原 康樹
1
1地方独立行政法人神戸市民病院機構神戸市立医療センター中央市民病院
キーワード:
先端医療
,
臨床研究
,
メディカルクラスター
,
救急救命
,
費用負担
Keyword:
先端医療
,
臨床研究
,
メディカルクラスター
,
救急救命
,
費用負担
pp.584-587
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211718
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■はじめに
神戸市立医療センター中央市民病院(以下,当院)は神戸市の基幹総合病院として,地域住民の生命と健康を守ることを専らに,高度で統合的な医療を提供している.1924(大正13)年の開設以来97年の歴史に基づき,神戸市民の厚い支援の下で,さらに高い医療水準を求めて日々努力を重ねている.加えて日本最大級のバイオメディカルクラスターである,神戸医療産業都市の高度専門医療病院群においてその中核的役割を果たし,神戸市がこれまでに行ってきた国家戦略特区の医療関連の規制緩和の提案にも関わってきた.本稿では,その経験を基に最先端医療の費用負担の在り方について考えたい.
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