特集 超高齢時代のリハビリテーション評価
各論 医療の各フェーズにおけるリハビリテーションの現状と課題
地域包括ケア病棟におけるリハビリテーションの意義と課題
田中 志子
1
1医療法人大誠会内田病院
キーワード:
認知症ケア
,
BPSD軽減
,
身体拘束ゼロ
,
多職種連携
,
退院支援
Keyword:
認知症ケア
,
BPSD軽減
,
身体拘束ゼロ
,
多職種連携
,
退院支援
pp.506-510
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211448
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■はじめに
内田病院を含む大誠会グループ(以下,当グループ)は,群馬県沼田市にあり,医療法人大誠会と社会福祉法人久仁会を中心とした医療・介護・福祉を一体的に提供している.沼田市が属する二次医療圏域は,人口7万8千人,高齢化率36.4%で,群馬県内でも特に人口減少および高齢化の進展が早い地域である(群馬県統計情報システム,2019年10月1日時点).そのような地域の中で,当グループは高齢者,特に認知症を有する人への地域医療に携わってきた.グループの中核を担うのが内田病院(以下,当院)であり,総病床数は99床で,内訳は地域包括ケア病棟16床,障害者施設等一般病棟(障害者病棟)33床,回復期リハビリテーション(リハビリ)病棟50床である.また,2010年から群馬県より委託を受け,群馬県認知症疾患医療センターとなっている.
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