連載 アーキテクチャー×マネジメント・34
船橋市立リハビリテーション病院
境野 健太郎
1
1工学院大学建築学部建築学科
pp.752-757
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210560
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■設立の経緯
船橋市立リハビリテーション病院(以下,同院)は,三次救急救命センターを有する船橋市立医療センター(急性期・499床.以下,医療センター)や医師会,市民からの要望・陳情により,船橋市初のリハビリテーション専門病院として,2008年4月に開設した.
船橋市に新病院の整備が目指される中で,2004年,「リハビリテーション病院設置・運営形態検討委員会」は,①医療センターとの連携や高額検査機器の共同利用を考慮した立地,②発症早期から集中的にリハビリテーション(以下,リハ)を行う回復期リハ病棟としての運営,③地域リハ体制の構築,④公設民営型による病院運営,などを含む「最終取りまとめ」を発表した.これらの提言を受けて,船橋市は医療センターの道路向かいの敷地に公募型設計プロポーザル方式によって病院を整備し,2006年3月,医療法人社団輝生会が指定管理者に選定された.
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