病院めぐり
船橋市立医療センター外科
丸山 尚嗣
pp.472
発行日 2000年4月20日
Published Date 2000/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904078
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船橋市は江戸時代には宿場町として発達し「船橋宿」と呼ばれましたが,千葉県でも東京寄りに位置することから戦後ベッドタウンとして人口が急増,現在は人口55万人都市です.各種スポーツが盛んで,今年1月には市立船橋高校がサッカーで全国優勝を果たしたことは記憶に新しいところです.船橋市がスポーツ健康都市宣言を行った昭和58年10月,当センターは船橋市の中核的基幹病院として設立されました.当初病床数は206床でしたが,船橋市民のみならず近隣の市町村からも患者さんが多数来院し,増床により現在426床がフル稼働しています.開院当初から地域医師会と協力して病診連携を図り,開業医が患者さんを紹介・入院のうえ主治医となる開放型病床を有することは当センターの特徴のひとつです.また平成6年より救命救急センターが併設され,3次救急を主として積極的に救患を受け入れています.敷地内に消防局の救急ステーションを設けて救急隊員が常駐し,救急車出動の際に医師が同乗するドクターカーの運用を全国に先駆けて開始し,重傷者の救命に貢献しています.常勤医師は76名で,この他に平成9年より臨床研修病院に指定され,平成12年2月現在,金沢,杏林,自治医科,順天堂大学出身の研修医が熱心に研修中です.
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