連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第13回
救命救急センター2題—船橋市立医療センター/杏林大学医学部附属病院
込山 俊二
1
,
松丸 典義
1
,
斎藤 修一
2
1(株)山下設計
2(株)竹中工務店設計部
pp.1066-1075
発行日 1995年11月1日
Published Date 1995/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901654
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はじめに
船橋市立医療センターは,東京と隣接する6市からなる二次医療圏(人口150万人)のほぼ中央に位置し,市唯一の公立病院として,地域における中核的基幹病院の役割を果たしている.当医療センターの開設は昭和58年10月で,206床,9診療科でスタートした.本計画は,病床の増床に併せて,救命救急センターが設置されたものである.地域保健医療計画の規制等により,特定病床175床(循環器70,がん90,救急15),一般病床25床の計200床増床の認可を受け,総病床数406床,新設科目の循環器科,心臓血管外科,呼吸器外科,麻酔科,放射線科を合わせ診療科目を14科として,平成6年2月に増築工事が完成した.また,救命救急センターの機能の充実に合わせて,24時間,医師同乗によるドクターカーシステム(市医師会,消防局との共同作業)の運営により,救急医療のさらなる充実が図られている.
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