特集 地域医療構想時代の救急医療
総合診療医が担う救急医療
箕輪 良行
1
1JCHO東京高輪病院
pp.777-782
発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210336
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●専門医制度で新設される総合診療専門医は少数にとどまり,2025年対応には十分でない.近い領域である内科専門医は病院内医療に携わる比重が大きいが,ともにタッグを組んで急増が必至の肺炎,脳血管障害,圧迫骨折といった救急疾患マネジメントにあたることになる.
●地域医療構想で地域包括ケアの最も現実的な担い手は当面,日本医師会のかかりつけ医となるであろう.なぜならば専門医制度は時代の大きな要請であり,かかりつけ医は診療報酬制度のもとでの仕組みであり全く別物だからである.
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