特集 地域医療構想時代の救急医療
ブランド化による地方都市およびへき地の救急医療提供体制の構築—八戸市立市民病院の取り組み
今 明秀
1
1八戸市立市民病院救命救急センター
pp.771-776
発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210335
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●救急後期研修医を獲得するにはブランド化が必要と考えた.ブランド化に必要な三要素(コンセプト「劇的救命」,ターゲッティング「医師」,ポジショニング「全国」)を明確にした.
●ブランド商品の三要素として,①先駆者の商品「サンダーバード作戦」,②頂点の商品「病院機能評価日本一」,③唯一の商品「全部やる八戸型救急」,を開発した.そして商業誌への論文投稿によってこれらの広報に努めた.
●ブランド化で救急後期研修医を集めることに成功し,人材が確保できるようになった.充実した救急医療体制は市民から高評価を得て,へき地支援も可能となった.
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