建築と設備・44
小牧市民病院
石本 建築計画連合・設計共同体
,
柳澤 忠
,
余語 弘
,
名古屋大学柳澤研究室
pp.1245-1250
発行日 1989年12月1日
Published Date 1989/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209755
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■計画の概要
病院建築は成長変化の激しい建築種で,予測の付けにくい医療水準の向上に備えて増改築し易くしておくのが常識である.しかしこの小牧市民病院程のスピードで施設整備が進んだ病院を知らない.これは施設整備という以前の病院内容の画期的な充実があったからであり,ほとんど毎年のように設計か建築工事が続いている.建築設計を担当する者にとり誠にやりがいのある仕事である.
病院管理協会が「市民病院整備計画マスタープラン」の作成を委託されたのが昭和55年で,当時お元気だった石原信吾先生のお手伝いをして私が建築面を担当し,隣接地に増築する小規模な計画をまとめた.当時病床利用率64%で経営状態も悪化していた.
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