病院めぐり
小牧市民病院外科
桐山 幸三
pp.207
発行日 2003年2月20日
Published Date 2003/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101336
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小牧市は人口14万8千人,愛知県北西部に位置し,名古屋空港,東名・名神高速道路に隣接し,名古屋市への交通の要所となっています.病院は,桜と紅葉の名所でその頂に名勝小牧城のある小牧山のすぐ南にあり,その周囲は城下町特有の入り組んだ道路に取り囲まれ,駐車場は不足気味で午前中はかなり混雑しますが,午後になるとどこかのんびりとした趣になります.
病院は昭和56年,余語弘先生(現名誉院長)が院長に就任し,それまでの一地方病院から尾張部の基幹病院への改革が始まりました.医療面,職員の意識,経営面のすべてにおいての大改革であり,昭和60年の第1期工事に始まり平成8年の第5期工事に至り,病床数は187床か544床に増床され,職員数も232人から662人に,1日当たりの外来患者数も459人から2,265人と飛躍的に増え,この間救急救命センターも併設され,平均在院日数は27.1日から14.6日と減少し,損益収支もつねに黒字を維持,自治体病院のなかでは最優良な病院と評価されるまでに整備されました.
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