連載 この養成所のここが気になる!・4
公立春日井小牧看護専門学校
小倉 明美
1
,
池西 靜江
2
1公立春日井小牧看護専門学校
2Office Kyo-Shien
pp.510-521
発行日 2022年8月25日
Published Date 2022/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201974
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このたびの指定規則の改正では、指定規則に則りつつも、弾力的なカリキュラムの運用が可能となりました。各養成所では、地域に必要とされる人材育成に向けて柔軟なカリキュラムを編成することが期待されています。そこで、この連載では、地域の特性や設立母体の要請をふまえ、特徴的なカリキュラム編成をされた養成所をいくつか紹介します。
第4回は、公立春日井小牧看護専門学校に登場いただきます。
公立春日井小牧看護専門学校は、その名のとおり、春日井市と小牧市の2つの市が共同で設立し、愛知県の尾張北部地域の医療を担う看護人材養成を目的としています。2つの市の市民病院を主な実習場所として多くの卒業生がそちらで働いているという、恵まれた実習環境にあります。学校のある春日井市は、名古屋駅からJR中央本線で約20分と交通の便がよく、近年は住宅都市として発展し、子育て支援にも力を入れている市です。私も学校に一度お伺いしたことがありますが、立派な校舎で設備も整った学習環境で学生たちは学んでいました。
今回、公立春日井小牧看護専門学校のカリキュラムに関して、①2つの市の特徴とそれを活かしたカリキュラムの編成、②2つの市民病院を活用した実習教育では、どのようなカリキュラムで、どのように教育をしようとしているか、③病院で働く職員(さまざまな職種)の方が講師として学生の教育に携わっているが、カリキュラムの位置づけや教育内容、そして多職種連携教育をどのように取り組んでいるか、の3点を中心に副校長の小倉明美先生にお尋ねしたいと思います。
Office Kyo-Shien代表 池西 靜江
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