病院管理の現場から 事務長のひとり言
精神病院の在り方
鈴木 雅晴
1
Masaharu SUZUKI
1
1十全第二病院
pp.59
発行日 1989年1月1日
Published Date 1989/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209470
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精神病院へ来て感じたこと
5年前の私には,精神医療は未知の世界であった.それでも,一般病院に在職していた私は,精神病院の在り方に漠然とした疑問を抱いていた.
その一つは,医療法の定員に対する特例があり,一般病院より少ない医師・看護婦でよしとされるのは何故か,ということだった.更に加えて,この少ない看護要員に対して,特例2類,3類といった基準看護制度が設けられ,その基準に従って加算点が付けられていることには今でも疑問が残る.
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