特集 新春対談
選択の時代—病院の進む道
「公共性」と「営利性」は両立するか
土谷 太郎
1
,
河北 博文
2
Taro TSUCHIYA
1
,
Hirobumi KAWAKITA
2
1医療法人あかね会土谷総合病院
2財団法人河北総合病院
pp.26-31
発行日 1989年1月1日
Published Date 1989/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209461
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河北 本日は医療の「公共性」と「非営利性」という非常に大きな問題につきまして,医療法人あかね会土谷総合病院院長の土谷太郎先生にいろいろな角度からお話をうかがいたいと思います.
特に最近は病院経営,つまり医業の近代化が論議されていますが,医業,すなわち業(なりわい)というからには,「営利」の追求--利潤という意味ではなく,採算という意味での--があって然るべきだと思うのですが,その点についてはどう考えておられるのか,土谷先生はご存じのように日本メディカル・サプライ(JMS)の社長をも兼ねておられますので,病院経営者という視点からだけでなく,一般企業の経営者という視点からも,ご意見をいただければ幸いです.
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