特集 わが病院のめざすもの—新・改築時の理念と実際
新潟市民病院—736床(一般625・救命救急センター30・新生児医療センター30・リハビリ21・伝染30)
笹川 力
1
Tsutomu SASAGAWA
1
1新潟市民病院
pp.1022-1023
発行日 1988年12月1日
Published Date 1988/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209432
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新築時の理念と実際
昭和48年の開院の経緯
昭和40年,新潟市医師会員から新潟大学附属病院と県立がんセンター新潟病院に対し,もっと市民の入院患者を受け入れて欲しいと強く要請する協議会がもたれた.43年には新潟市議会に市立総合病院建設特別委員会が設置され,45年には新潟市民病院運営審議会が県医師会,市医師会,新潟大学医学部,学識経験者,市職員の代表各3人,合計15人の委員で組織された.新潟市民病院は,このように,重症・専門・救急医療を必要とする患者の入院ベッドを,という市民の声と,その線に沿った高度の機能を発揮する真の総合病院を,という県・市医師会の要望と,臨床研修病院にふさわしいスタッフおよび施設を整えねばならないという新潟大学医学部,更には国および県,各方面の指導と援助により48年に誕生した.
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