特集 わが病院のめざすもの—新・改築時の理念と実際
本島病院—350床
中野 隆男
1
Takao NAKANO
1
1医療法人本島病院業務課
pp.1024-1025
発行日 1988年12月1日
Published Date 1988/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209433
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増改築に踏み切った契機
まず第一に,昭和16年建造の木造モルタル本館(各種事務室その他管理棟)と,昭和36〜41年に建設した2階棟(1階外来,2階病棟)が老朽化し,機能的にも構造的にも近代化に障害となってきたことがあげられる.また一方で,近代化及び拡張のため,1期,2期工事として,昭和49年には鉄筋コンクリート造り地下1階〜地上5階建て,同じく55年には地上5階建ての合計延べ面積約1万m2を逐次増設してきた.
今期計画を着工した昭和62年は,第2期から数えて7年を経過し,タイミング的にも資金的にも機が熟した時となっていた.それと合わせて地域医療計画上のベッド数の制限(当院にとっては全体の計画の延長線上にあり,特にそのために計画の変更はなかったが)もあり,今回の第3期増築工事となったわけである.
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