グラフ
新築・移転し,多角的な診療機能に磨きをかける—社会保険中央総合病院
pp.377-382
発行日 1988年5月1日
Published Date 1988/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209285
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社会保険病院は社会保険庁により設立された,中小企業を対象とする,政府管掌健康保険病院であり,全国に54病院および3診療所がある.本院はその一つであり,昭和22年に新宿区大久保の地に設立され,全国社会保険病院の中核として,患者の信頼に応え,その使命を果たしてきた.しかし,敷地の狭隘化,建物・設備の老朽化が著しくなり,病院機能および患者サービスの向上の観点から,移転・新築が計画された.新病院は,1)地域医療への貢献,2)全国社会保険病院の中核としての役割,3)災害拠点病院としての役割,を使命として,昨年6月よりの診療が開始された.旧病院とは徒歩数分の近距離である.この新宿区周辺は大規模病院の群立する地域である.国立病院医療センター,東京女子医大病院,東京医大病院,東京厚生年金病院,慶応大病院等が点在している.この中でこの新病院は,何を盛り込み,どのような病院づくりを展開しようとしているのか.未来に向けての夢・構想も含めて伺いながら,その一端を御紹介したい.
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