グラフ
新築移転し,県立こども病院と連携する—水戸済生会総合病院
pp.545-550
発行日 1985年7月1日
Published Date 1985/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208614
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□新病院への移転
水戸済生会総合病院の歴史は,昭和18年水戸市八幡町の茨城県済生会茨城診療所からスタートした.丹野院長が赴任された昭和31年当時は,11床,職員数6人の診療所であったのが,翌年水戸済生病院と改称し39床に増床.その後末広町に新築移転,267床の中規模病院へと発展した.しかし,26年余を経て建物も設備も老朽化し,拡大もままならぬ状況下であったところ,"親切な医療"との定評とその医療実績を見込まれたのであろう,県より小児科専門病院の建設計画に際し,済生会に経営管理委託の要請があった.併せて病院用地の斡旋を受け,念願の新病院移転が決まった.こうして,旧病院より7kmの水戸市西部の双葉台,県下最大の団地の一画に,総タイルばりの壮観な新病院が建設された.23,670m2という広い敷地,周囲に緑,常磐高速道水戸インターチェンジ近くと,環境に恵まれている.
移転作業も全職員の願望と意欲がまとまり,残業も続いたそうだが一致協力して見事に乗り切ってこられた.昨年9月診療開始以来,5か月後には病床もほぼ満床となり,外来患者数(600〜840人位)も増加し順調なすべり出しをみせている.
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