病院精神医療の展開
地方における精神科救急の実態
稲垣 卓
1
,
井上 雄一
2
Takashi INAGAKI
1
,
Yuichi INOUE
2
1島根県立湖陵病院
2島根県立中央病院精神神経科
pp.536-538
発行日 1984年6月1日
Published Date 1984/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208339
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緊急に医療を求めて夜間・休日などに精神科を受診する患者には,興奮状態や自殺企図など対応の難しいものが多い.また即刻入院させなければならないものも少なくない.
筆者らの勤務する2病院のうち,島根県立中央病院には救命救急センターがあり,そこに受診する患者のうち精神科医による診療が必要と考えられるものについては,精神科医を呼び出して診療に当たらせることになっている.一方,島根県立湖陵病院は単科精神病院であり,夜間・休日などの緊急受診に対しては当直している1名の精神科医が対応することになる.
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