特集 医療評価の導入
看護評価のあり方
松木 光子
1
1大阪大学医療技術短期大学部
pp.208-210
発行日 1982年3月1日
Published Date 1982/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207687
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看護が質の良さを求める場合,評価はぜひとも取り組まねばならない大きな課題であろう.最近は,ぼつぼつこの問題に取り組み始めた施設も出てきているが,看護婦不足がいくらか落ち着いてきている現在,質について考えてもよい時期に至っているように思う.
米国ではかなり以前から,消費者により良いケアを保証するために,そして特にメディケイド(医療扶助),メディケア(老齢者医療保険)の実施に伴って看護の質を示す文書の提出の必要から,実際に実行に移されるようになり,また評価用具の開発も熱心に行われている.しかし,評価は複雑な問題をはらんでいるので,これからの大きな課題になっている.米国の現在までの看護評価に関する研究水準については,既に別の論文1)で述べているのでご参照いただきたい.
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