特集 医療評価の導入
医療評価と病歴室の役割
草信 正志
1
1川崎医科大学附属病院中央病歴室
pp.211-214
発行日 1982年3月1日
Published Date 1982/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207688
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病歴室の役割には,診療,教育,研究のために診療録を多角的に活用させる働きと医療評価のための資料を提供する重要な機能がある1).
医療評価の発達している米国の病歴室では,診療録の記載内容は量,質の両面から詳細なチェックがなされている.また病院内に評価委員会(audit committee)があり,そこで定められた規準に沿って病歴担当者が各症例の患者治療評価(patient care audit)を行い,所定のabstractを作成して医療の向上に役立てるものとされている2).
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