リハビリテーション・その現状
脳血管疾患専門病院におけるリハビリテーション活動
荒木 五郎
1
1脳血管研究所美原記念病院
pp.983-985
発行日 1981年11月1日
Published Date 1981/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207613
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脳血管疾患専門病院におけるリハビリテーション活動がどのように行われているか,その現状を述べることが本稿の主題と考える.当脳血管研究所美原記念病院の特徴として挙げられることは,急性期脳卒中患者に対する救急治療と慢性期脳卒中患者のリハビリテーションの両面の医療体系をもっているということである.言い換えれば急性期から慢性期に至る一貫した医療を行うという点でユニークな病院と言えよう,したがって,リハビリテーションの重点は,おのずから,急性期の患者をいかに,早く歩行訓練まで持っていくかに置かれてくる.そのため社会復帰,職業復帰への訓練は,やはり二次的な問題となってくるのはやむを得ないと思う.
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