実務のポイント 給食
患者食堂運営の実際
杉山 隆五
1
1東海大学医学部附属病院栄養課
pp.252-253
発行日 1980年3月1日
Published Date 1980/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207112
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近年,病院業務の中で,患者の栄養管理の内容について,関係者の間から総合的に見直しが,なされてきているようであり,関心の度合も強い.適温給食,選択のできる献立,早過ぎる夕食時間,低額な給食費,給食設備の近代化など直面する問題が多いからである.医療保険制度の現状から,また,きびしい経済事情の中で,これらの課題を一挙に解決することは無理であっても,たゆまぬ努力と研鎖によって,改めて行くべきであろう.医療の発展と給食業務の改善を願っている一人として,患者サービスの面から,当院で実施している専用食堂の実際を紹介する.参考になれば幸いである.
昭和49年4月,東海大学に医学部が開設され,それと併設して50年2月,附属病院が完成,病院は「人間性豊かな治療と憩の場」であるという基本理念を踏まえ,数々の方策のなかで,患者専用食堂が生まれた.
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