読者の声
豊洲厚生病院の適温給食の試み
藤平 清乃
1
1豊洲厚生病院
pp.710-711
発行日 1979年8月1日
Published Date 1979/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206948
- 有料閲覧
- 文献概要
病院給食は,医療,看護と並んでその重要性を認められながら,給食本来の使命を十分発揮することは今までほとんどなかった.というのは病院給食の財源である社会保険診療報酬の給食料では材料費,労務費,設備費,給食全般の経費を賄うことは全く不可能で,したがって食事内容,人員,施設などを制約せねば給食そのものが実施できなかった.
給食料の安さに起因する問題は重大かつ深刻で,現状では病院側の大きな経済的犠牲なしでは,この問題の解決は不可能である.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.