ほんねたてまえ
医療と人手と経済性
K
pp.711
発行日 1979年8月1日
Published Date 1979/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206949
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良い医療を行うためにはどうしても人手は多くなる.医療水準が高ければそれだけ金がかかるということが病院の質を論議する時には決まって出される意見である.しかし,考えてみればそれだけのことが配慮されれば理想とする医療が実現できて当たり前なのである.
新卒技術職員の採用面接時に医療と経済とは両立できるのかという問を投げかけてその反応をみたことがある.問題をマクロ的に社会全般との係わりとしてとらえる人,病院の存立問題として考える人,個人生活という身近な経済問題としてそれを感じる人などがあって,反応はさまざまであったが,答え方のパターンを大別すると次の三通りであった.
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