特集 病院給食の新しい動向
病院給食への電子計算機械組織の導入—特に献立作成の自動化
中野 迢
1
1武庫川女子大学家政学部食物学科
pp.650-653
発行日 1979年8月1日
Published Date 1979/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206929
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病院給食への電子計算機械組織の導入は,社会生活の中に電子計算機が定着するようになって,ますます,その特徴をいかす必要性が生じている.それには,病院医療,病院給食関係者らによる効率的な業務遂行をはかる組織化に必要な事務機械を使用することである.常日頃,実施されている病院給食の事務処理を誤りやむだを生じさせることなく,病院医療全体の業務の中で迅速に処理する方法を確立し,進めていかなければならない.
診療部門をはじめ各部門は,個々の患者の病態を改善するに適した方法で,効率的かつ迅速的に治療をする場としての機能を最大限発揮している.当然,食事管理部門では,生死をさまよう患者の病状を治癒する方向に向けるために満足できる病院給食を,新知見を駆使しながら,最善の方法で実施することが必要である.
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