研究と報告【投稿】
面接による労務管理
名越 あつ子
1
1関西医科大学附属男山病院看護部
pp.443-445
発行日 1979年5月1日
Published Date 1979/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206869
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当病院は,男山団地に隣接しているため,看護婦の一般応募では日勤,パート希望のいわゆるママさんナースは集るが,三交替可能な若い独身看護婦の応募は余り期待できない.しかも大学病院とはいえ本院,香里分院に比し,ベッド数も132床と非常に少なく,一般病院のカラーも強いので,若い看護婦にとっては魅力に乏しい職場である.このマイナス面をいかにして克服するか,本院,香里分院と同じような看護管理では,附属看護専門学校の卒業生はおろか,せっかく一般応募で得た看護婦さえも失なってしまう.そして更に特殊事情により全体の46%が既婚者,その内20%が乳幼児を抱えているママさんナースで占めている現状である.そこで若者を中心とした明るく魅力ある職場づくり並びに定着性の問題,既婚者に対しては働きやすい職場を,すなわち人間尊重の精神できめ細かな労務管理が重要な課題となる.問題解決の一環として面接の計画を立てて,52年9月7日実施に移すために婦長,副婦長会議でその必要性を皆が理解,納得いくまで説明し話合いを行った.
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