特集 求められる看護補助者の役割
看護補助者の労務管理
福島 通子
1
1塩原公認会計士事務所
キーワード:
チ-ム医療
,
労働基準法
,
労働時間管理
,
多様な働き方
Keyword:
チ-ム医療
,
労働基準法
,
労働時間管理
,
多様な働き方
pp.295-300
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102755
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看護師が本来業務に専念できる環境を作るためには,補助的業務を行う看護補助者の登用が有効である.特に,日常生活に関わる業務(身体の清潔,排泄,食事,安全・安楽,運動・移動等に関する業務など)については看護補助者のニーズが拡大しており,チーム医療としての円滑で効率的な協働という点において,看護補助者は有用な役割を果たしつつある.診療報酬においても,医師や看護師が専門業務に専念できる環境を作るための看護補助者の配置を評価している.こうした中,各部門や職種の協力のもと看護補助者を適正配置し,継続的に研修等で育成していく必要があることを認識している医療機関は増えてきたが,有資格者と比較した場合のその立ち位置をみると,まだまだ労務管理上の課題があると思われる.本稿では,看護師の業務負担軽減のための看護補助者の獲得と育成に資する労務管理の在り方について考察するものとする.
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