ホスピタル・トピックス
病院給食の根本的な質改善を目指して—福祉食品流通研究会開かる
H
pp.27
発行日 1977年2月1日
Published Date 1977/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206145
- 有料閲覧
- 文献概要
昨年11月21日,東京都茗荷谷にある拓殖大学ホールにおいて,全国の病院栄養士,調理士など病院給食関係者を集めて,福祉食品流通研究会(代表世話人:榊田博日本バプテスト病院長)が開催された.この研究会は日本病院会,日本栄養士会が共催し,日本ボランタリーチェーン協会,流通システム開発センターなどが後援している.
近年,病院給食の貧困化の原因として,医療費に占める給食費の低さ,院内給食部門の地位の低さなどが,大きくクローズアップされている中で,従来の病院給食を食材流通などの面から根本的に見直し,病院給食の質向上を目指して,その全面的なシステム化を図ろうというものである.当面,病院給食の現状分析をもとに,食品流通改善のためのマニュアル作成を急いでおり,システム・マニュアル作成委員会(委員長岸根卓郎京大農学部教授)が発足している.
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.