検査室の窓から・4
検査室拡充整備3か年計画
冨田 重良
1
1県立尼崎病院研究検査部
pp.74-75
発行日 1972年4月1日
Published Date 1972/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204636
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専門別指導者の獲得
研究検査科において最初に感じた矛盾の1つは,生化学検査担当の女性薬学士たちを大して化学的素養のない私が指導せねばならぬことであった.こんなことで彼女らの特性をよく発揮さすことができるのだろうか,という反省は,彼女らの先輩から指導者を得たいとの願望に変わった.
臨床生化学検査の研究は,今まで主として医師が行なってきただけに,分析化学の立場から再検討してもらう必要はあるだろう.一方,薬学側より考えてみても,病院内に薬局以外の新しい分野が開けることは歓迎されるはずである.臨床生化学検査というこの将来性に富んだ分野を,お互いに協力して切り開いていってみたら……
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