グラフ
がん制圧を旗印に大幅な整備拡充—国立がんセンター
pp.105-110
発行日 1980年2月1日
Published Date 1980/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207072
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1978年,大都市部では脳血管疾患を抜いて主要死因のトップに踊り出た悪性新生物.現代の人類にとって最も恐しい敵である.
1962年,国民のがん制圧の期待を担って旧海軍施設を引き継いで診療を開始した東京・築地の国立がんセンターは,病院,研究所,運営部門の構成で,我が国のがん研究・診療の中心的役割を果たしてきたが,既存建物の老朽化,来院患者の増加に伴い,改築に着手し,77年病棟,78年外来診療棟をオープンし,現在,研究所部分の工事を進めている.全体の完成は82年の予定だが,現在の最高水準をゆく施設・設備を備えた病棟,診療棟を中心に国立がんセンターを紹介しよう.
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