医事業務あれこれ事例集・4
新患受付業務の省力化
町支 義明
1
1名古屋第一赤十字病院医事課
pp.72-73
発行日 1972年4月1日
Published Date 1972/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204635
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新患受付を一本化できないか
新患受付という窓口は,当該医療機関へ初めて受診に訪れた患者さんを迎えて,診察申し込み書の受付,受診手続き上の相談および指示,被保険者証または各種資格証明書による受給資格の確認および保険証などの保管のほか,診察券,カルテ,会計カードなどの帳票類の作成を定められた受付時間内(おおかたの病院が午前8時30分から11時30分までにしている)においてスピーディに行なわねばならないところであることは,皆さん既にご存知のとおりである.
したがってこの窓口の業務がモタモタしていて,スムーズにことが処理されないと,第1に診療に支障を及ぼすことになるし,第2に患者の行列待ちが続くことになる.だからいきおい診療を急ぐ患者側に病院のサービスが悪い,という印象を与えることになるし,また待たされるという感情的なイライラや苦痛がエスカレートして,病院に対する信頼まで落とすようなことにもなりかねない.
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