今月のニュース
ようやく診療報酬の改正実施—平均13.7%の引き上げ,他
や
pp.78-79
発行日 1972年2月1日
Published Date 1972/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204581
- 有料閲覧
- 文献概要
中央社会保険医療協議会(円城寺次郎会長)において,昨年8月以来審議を重ねてきた診療報酬緊急是正問題は,半年ぶりにようやく話し合いがつき,いよいよ2月1日から実施されることになった.
診療報酬是正のおもな内容は,医科では①初診料を甲表60点(現行45),乙表50点(同30)への引き上げ,②慢性疾患指導料は甲表を26点(同16),乙表にも26点を設ける,③手術料は甲乙一本化して約2倍,④処置料,理学療法料,麻酔は平均1.5倍,⑤入院料は甲表基準看護で2090円(同1500),乙表1920円(同1380)に引き上げるなどというものである.また,医師会側から強い要望の出されていた物価・人件費へのスライド制も盛りこまれた.
Copyright © 1972, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.