Sweet Spot 映画に見るリハビリテーション
「ボディ・バンク」―ようやく悪役の地位も得た障害者とその家族
二通 諭
1
1千歳市立北進中学校
pp.1303
発行日 1997年11月10日
Published Date 1997/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108533
- 有料閲覧
- 文献概要
ひところ,障害者映画といえば,生きることの素晴らしさや人間の強さを歌い上げる,いわば人生讃歌,人間讃歌物として成立していた.
学校の先生なんかが,朝会でお前達もがんばれと言うときの素材といったらいいか,反ニビル栄養ドリンク剤のような役割が与えられていた.私なんかも中2のとき,パティ・デュークがヘレン・ケラーを演じた「奇跡の人」(62年・米)を先生の奢りで連れていかれたクチだ.もう少し若い人たちなら,さしずめ「典子は,今」(81年)だろう.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.