特集 二交替制看護を追う
何故二交替制勤務か—ようやく選択できる時代に
高橋 美智
1
1(社)日本看護協会組織運営部
pp.322-325
発行日 1996年4月1日
Published Date 1996/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901766
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はじめに
「入院=小さい引越」.こんな風景が解消される方向に向かって半世紀.病院もようやく利用される人々を中心に据えた体制の在り方や,提供する医療の質,入院生活の質にかかわる諸サービスの内容等が問われるようになり,それに対応するための取り組みがクローズアップされるようになってきた.
病院を構成する要素の中でも大きな範疇を占め,かつ利用者と最も近い関係で働く職員を管轄する看護部門は,部門自体が中心になって変革に取り組まなければならない課題をたくさんかかえている.中でも本特集テーマを含む,“看護職員の勤務体制”は,患者,看護婦,病院経営者をはじめ多方面から大きな関心が寄せられている課題の一つである.
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