ホスピタルトピックス 看護
看護婦に看護を!看護婦は不足しているのか
小牟田 清美
1
1日赤中央病院
pp.84
発行日 1965年6月1日
Published Date 1965/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202600
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わが国の医療制度の改善が叫ばれはじめてから久しい。看護分野においても,第2次世界大戦後の混乱期を経て,現在また新しい方向へ歩み始めるために苦悩している。大戦後,新しい教育制度により医師の助手的存在から医療の片腕をになう大切な分野であるとされ,一見地位が向上されたかに見受けられたが,果たして現実は自他ともに看護に対する自覚や認識は低いものであった。
原因がいろいろ追求され,看護制度および看護教育制度の再検討,看護業務の明確化などが叫ばれているが,さしあたって病院においては,看護業務の明確化とそれにつらなって,組識の中央化が強く望まれるのは周知の通りである。
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