ホスピタルトピックス 特殊病院
Day Hosplitalの5型
J.S.
pp.87-88
発行日 1965年6月1日
Published Date 1965/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202601
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疾病の治療は24時間サービスを行なう病院と定められていた。保健所クリニックでは予防衛生的医学処置をするけれども治療は原則的にはしない。病院外来は診療するけれども病院活動の本旨は入院である。入院は即刻24時間単位となる。しかし,現実には少時間の治療で十分であり,症例によっては24時間看護が長期間になると"施設病"をひきおこす。少時間の治療を家族・友人間との接触を保ちながら継続しようとするのがDay Hospital (D. H.と略す)である。夜間は自宅で普通の生活をつづけ,昼間は病院に通院し6〜8時間の医療をうける。in Hospitalよりat Hospitalと変化する。したがって"at Hospital"の疾患はおのずから限定され,精神障害者,老人性退行疾患,リハビリテーション疾患が中心となる。
このD.H.は1946年Marlbo-raughがロンドンで,同年カナダのモントリオールでCameronが創設したもので,以後燎原の火のように波及し,イギリスでは1961年すでに118のD.H.があり,32万人の患者が登録され,年間6,500人の新患が訪れる。(W.A.J.FRAN-DALEの国際病院総会報告より)
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