ホスピタルトピックス 事務管理
病院従業員の職務分類
K K
pp.87-88
発行日 1965年2月1日
Published Date 1965/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202524
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病院人件費の高騰は日本ばかりでなく,世界的な現象のようである。しかし病院を利用する民衆は,必ずしもじゅうぶんな理解を示さず,最良の医療の提供だけを期待する場合が少なくない。それに要する費用の必要さを民衆に納得させるには,人件費について病院側のじゅうぶんな検討がつねに前提となる。
病院人件費の説明には,①どれだけの人数が必要か②給与はどれだけか③どれだけ効果的に働いているかの3面,すなわち定員,給与体系,労働生産性の面から検討が必要であろう。とくに問題となるのは,在来の年功序列給与への疑問と,職務給の採用であろう。職務給の前提は申すまでもなく,職務を確定することである。病院のごとく多種多様な専門職,非専門職種の存在するところでは,この作業は決して簡単ではない。ひとつの参考に,米国の病院における(マサチューセッツ・メモリアル病院)の職務分類を紹介してみよう。
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