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温食給与に対する一考案
萬谷 嘉
1
,
人見 健
2
,
大下 豊子
1
,
高橋 信清
1
1北海道士別市立綜合病院
2北海道士別市立綜合病院事務局
pp.67-68
発行日 1962年11月1日
Published Date 1962/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202007
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寒地における温食給与はなかなか困難で,特に北海道士別市では零下30°度にも達することがあり深刻な問題である。最近われわれの病院では患者数の増加と共に,一般病棟のみを中央配膳に改め,仕事の能率化を計ると共に,配膳車に簡単な装置を作ることで,最もさめ易い味噌汁を温い状態で与えることができるようにした結果,かなり満足を得かつ患者より非常に嬉ばれたので,報告します。
自由型車輪のついた36人用配膳車の前面に第1図,写真1のごとく食罐受ベルト直径24cm)。コンロ受ベルト(直径20cm),および受台をつけ,取付料金はステンレースで1台900円,食罐101入丸型(1コ900円),卓上丸型コンロ(1コ160円)を上にのせ,木炭を使用する。
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