診療設備基準・7
病院薬剤施設及び設備基準案
大場 正三
pp.317-320
発行日 1957年5月1日
Published Date 1957/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201228
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昭和30年度厚生科学研究費による「病院の医療能力による分類と,その設備の基準に関する研究」の一部として「薬局」の施設及び設備の基準化の研究が取り上げられた。このことは己に日本薬剤師協会調剤技術委員会で全国病院薬局に関し調査検討していたので,この基準案作成に関し助力を依頼したところ,調剤技術委員会は快諾して特別委員会を組織し,更に再検討して,これが作成に一臂を貸与してくれたことを記録しておく。
この基準案作成にあたり「薬剤施設」の名称を試用することとした。「薬剤施設」とは通常病院り「薬局」と称せられるものをいうのであつて,薬事法第2条第3項の「薬局」と混同し易いために適当ではなく,また医療法にいう「調剤所」の名称も,その取扱業務内容が,調剤以外の相当広範にわたる実情に鑑みて不適当と考えたからである。併せて御検討を願い度い。
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