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ライ患者の軽快退所(1)
森 幹郞
1
1国立癩療養所邑久光明園
pp.53-58
発行日 1956年5月1日
Published Date 1956/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201101
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1.初めに
筆者は数回に亘りライ患者について書いて来た。即ち初め,在宅患者がどのようにして療養所に入所するかを述べ,次に,療養所に於る結婚生活についてふれておいた。併しその療養所についてもう少し説明せねばならないようである。
療養所と云つてもそこは全員がベツドに寝ている病院とは凡そ性格を異にし,そこでは「療養」と云う概念とは凡そかけ離れた普通の「生活」が行われている。
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