--------------------
ライ患者の收容(2)
森 幹郞
1
1邑久光明園
pp.49-54
発行日 1955年10月1日
Published Date 1955/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201018
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
(8)15才以下の子女との同居の看無
入所前在宅中15才以下の子女と同居していた者は13人,未回答者中にも7人いる。合計34人中20人である。又,親兄弟に患者のある者は34人中12人である。家族のことなど祕密にしたがるものだがら実数はもつと上廻るであろう(第9表)。神経型,斑紋型は殆んど感染力を持たないが,感染力の大きい結節型が20人中半数を占めていることは,留守家族,わけても子女の健康管理の必要を痛感せしめられる。
28年度に都道府県が検診した人員は92,114人だが,その都道府県別は第10表のごとく,相当新患者が発見せられている。
Copyright © 1955, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.