特集 チーム医療における病院薬剤師の役割
【事例】病院薬剤師と地域連携
尾道方式退院前ケアカンファレンスによる地域連携
向井 弘恵
1
1尾道市立市民病院薬剤部
キーワード:
高齢化社会
,
尾道方式退院前ケアカンファレンス
,
多施設・多職種協働
,
顔の見える連携
Keyword:
高齢化社会
,
尾道方式退院前ケアカンファレンス
,
多施設・多職種協働
,
顔の見える連携
pp.789-792
発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200012
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近年,高齢化が問題化する中で患者が最期まで安心して暮らせるための多施設・多職種協働による地域医療連携システムの構築が医療機関に求められている.いわゆる「尾道方式」は急性期から回復期・生活期への転換期および退院後の各段階で継続的に行うケアカンファレンスを中心に切れ目のない医療および介護を支援するプロセスとして地域に定着し,顔の見える連携により患者・家族から大変喜ばれている.特に急性期病院では,医療の継続性を確保して退院後の患者や家族を支援する重要な位置づけになっていることから,病院薬剤師(以下,薬剤師)も積極的に参加している.本稿では退院前ケアカンファレンスを中心とした地域連携における薬剤師の役割について述べる.
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