特集 ITの活用とこれからの医療
医療情報ネットワークにおける連携活性化の要件
島貫 隆夫
1,2
1地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構 日本海総合病院
2地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構 日本海総合病院 心臓血管外科
キーワード:
医療情報ネットワーク
,
医療連携システム
,
ちょうかいネット
,
診療録開示
,
ID-LINK
Keyword:
医療情報ネットワーク
,
医療連携システム
,
ちょうかいネット
,
診療録開示
,
ID-LINK
pp.452-457
発行日 2014年6月1日
Published Date 2014/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102797
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
情報通信技術の発達に伴い,電子カルテなどの総合医療情報システム(HIS:Hospital Information System)が普及してきた.その結果,多くの医療情報が電子化され,情報共有が進み,チーム医療の促進にも寄与している.このような状況の中,地域でITを活用した情報共有が図れると医療連携がよりスムーズに進み,機能分化と連携による地域完結型医療1)を目指すことができるのではないかと考える.
すでに日本全国のさまざまな地域で連携システムが動いており,「道南MedIka」2)や「あじさいネット」3)など多数の事例がある.当庄内地区でも,それらの先進地域を参考に,医療情報ネットワーク「ちょうかいネット」を構築した.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.